いま、海外では新興国の富裕層が増え続け、円安の定着も追い風となり、日本のネットショップからの購入が急激に増えています。
一方国内は、少子化と4人に1人が65歳以上の高齢化社会を迎え、今後、年々消費の中心世代が減少する中で、国内販売だけに頼っていたのでは、先行きに多くの不安を感じることと思われます。
低迷する国内市場で価格競争をするだけではなく、時代の武器のインターネットを使いこなし、広い世界に向けて商品を販売する時代です。
インターネットの最大の特徴は、世界が一つ国境がないことです。せっかくインターネットを利用しているのに国内販売だけというのは、グローバルな視野で見れば、「国内の一つの県だけにしか販売しない状態」と同様とも言えます。
チャレンジ精神をもって、未知の世界に飛び込んで行く勇気さえあれば、海外販売は予想ができない大きな取引が生まれる可能性があります。幸いにも今の海外では「日本発信商品※(日本の企業が販売する商品)」というだけで、既にブランド力と信頼感があります。
(※海外ユーザーは、必ずしも「メイドインジャパン」でなくても、日本の企業が販売する商品であれば、安心感や信頼感をもってくれています。)
ですから、”日本”というブランド力を利用して、英語版ネットショップを立ち上げ、海外に商品を販売することから生まれる大きな取引や、交流が海外販売の醍醐味だとも言えます。
インターネットが世界規模で普及した今日、今後益々先細りの国内市場から世界市場に目を向け、日本の商品をたくさん海外に販売していただきたいと考え、弊社の「みらいカート」は、誰もが簡単に海外販売ができるように、海外販売の三大難関とされる「言語(英語)」「海外決済」「海外発送」の問題を解決しました。従来敷居が高いと考えられた海外販売を、インターネットの世界規模の普及と共に、日本のネットショップが国内販売同様の気軽さで、簡単に海外販売を実現できるようになりました。
本サイトでは、海外販売を始めるにあたり、「進め方の手順」や、「準備すること」、「注意事項」や、「公開後のプロモーション」等について説明しています。
『海外販売を視野に入れている方』、『現在検討中の方』、或いは『興味はあるが敷居が高くてとてもとてもと言われる方々』に、インターネットをフルに活用した【海外販売(通販)の概要】を把握していただき、参考にしていただければ幸いです。
海外販売を始めるにあたり、ただ漠然と思いつきで始めるのではなく、ある程度しっかりした計画をたてることが必要です。日本人に良くありがちな、「とりあえず」とか、「テスト的」にとか、「試しに」などの考えでは、広い世界に向けて販路を開く、或いは 海外商圏にチャレンジする姿勢としては好ましくありません。
ネット販売は(国内も海外も)多額の初期投資も必要なく、リスクも殆ど無いままに、思いつきでも販売開始にこぎつけられますが、このあたりが「お試し発想」につながるのかも知れません。
しかし、このような考えで海外販売を始めた場合の多くは、本気で売るための努力をせずに、ただ、英語のホームページを作成したままの状態(極端に言えば”ほったらかし”状態)で、検索エンジン登録や販促活動もほとんどすることなく、或いは全て業者に丸投げ状態で具体的に何らの指示をすることもないままにのケースが多いようです。
国内でも同じことが言えますが、このような姿勢では、いくら日本の商品が海外に売れているといっても、多くは望めません。
(「お試し的」や「テスト的」や「思いつき」で始めたのであっても、真剣に取り組んで努力をしている場合は、それなりの結果が出ているはずです。)
発展途上にある新興国の富裕層が増えてきたことや、円安傾向の定着化傾向もあり、数年前に比べると日本のネットショップから購入する海外ユーザーが急激に増えましたが、海外に多くの販売実績を上げているネットショップは、販促活動に重点をおいて常に努 力をしています。
「試しに」的な考えで始めたネットショップは、本気で海外販売を始めたのではないために、力も入れず状態で真剣さに欠けることが多く、結果的にたいして売れず、真剣に取り組んでる後進の同業ライバルに、簡単に追い越されてしまいます。海外販売を始める姿勢は、試しにやってみようか的な発想でろくに力を入れないのは駄目な典型例ですから、海外販売を始める以上は真剣に取り組んで下さい。
そして、ぜひ、海外ネット販売の「勝ち組」になっていただきたいと願っています。
なお、弊社のキャッチフレーズで「誰もが簡単に・・」や、「気軽に・・」の文言を用いていますが、これらのキャッチフレーズは「英語が苦手や、外国為替の知識や、海外発送の方法が分からなくても、それらをサポートするカートシステム」であるため、「簡単に」や、 「気軽に」等のキャッチフレーズを用いています。上記に記載の「とりあえず」や、「試しに」などとの関係性や関連性はなく、意味合いが全く異なりますので、くれぐれも誤解のないようにお願いします。
(1)販売対象を個人(業者卸は対象にしない)のみにするのか。
(2)販売対象を個人と、海外の同業者等に卸販売(BtoB)をするのか。
(3)初期に販売する主力商品を絞り込む。(取扱商品が数千点以上と多い場合)
(4)海外販売用のサイト作成は、社内(自己)作成か、専門業者等外部に委託するのか。
(5)海外決済方法はどうするか。(Paypalやクレジットカード等)
(6)海外販売用のドメインは新規取得か、既存を利用するのか。
(7)海外サイト掲載用サーバは既存を利用するのか、新規にレンタルするのか。
(8)海外販売用のショップ名を考える。
(9)プロモーション方法と投下費用の検討。
(10)海外居住の日本人を販売対象にするのか。
(11)その他、ショップの業種特性等による、疑問点や不明点の把握と解消。
海外個人ユーザーへの販売と同時に、業者への卸販売(ホールセール)も始めたいと考えているショップも多くありますが、その場合は一度に大量の注文を受けるようになりますので、ショッピングカートに入れるという通常の販売方法は現実的ではありません。
ショッピングカートは通常、一般ユーザー個人が購入することを前提にしていますので、大量注文や、同一商品で数量がまとまった場合の値引き等には対応できません。但し業種や商品によっては、10個単位くらいで販売できる場合もありますので、この場合はカートでも対応できる場合がありますが、1梱包の重量制限(多くの国が30kg以内)がありますので、超えないように販売数量の調整や注意が必要です。
卸売りのページは「業者専用のWholesaleページ」を作成して、一般個人ユーザーが見るページとは別にする必要があります。通常、業者相手の卸売り販売の場合は、相手方も質問事項や、交渉ごとがある場合がほとんどですので、何度かメール等でやりとりする事になります。
メールのやりとりもできるだけ少なくするように、予め定型化できる必要事項等のチェックシートを用意しておき、ダウンロードしてもらい、記載後にメール添付してもらうなどの工夫をすると取引がスムースになります。
Wholesale専用ページは、ある程度問い合わせの内容を想定して、相手方が理解しやすい多くの情報を掲載することで、問い合わせの回数を減らす工夫をして下さい。また、取扱説明書等が必要な商品については、電子カタログ、取説、パンフレット等を予め用意しておき、相手にダウンロードしてもらうことも必要です(不明点はお問い合わせを頂ければ、卸販売について詳しくご説明いたします)。
メールのやりとりは、手間がかかりますので最小限で済むように、できるだけ画面上で商品や、取引方法を理解してもらう工夫をすることを検討して下さい。ご希望者には、弊社で「卸販売のハウツー」をご案内いたします。
海外への発送方法も、大量の場合は、数量=重量やサイズにより、カートで行う通常発送のEMSと異なる場合がありますので、これらについても明示する必要があります。
決済方法も検討しなくてはならない場合があります(1回の取引額が数十万円を超える場合などのケースでは、支払いは「銀行振り込み」にしてもらう方法等も検討しておきます。振り込み手数料の負担も、相手方が全額なのか折半にするのか等の検討も必要です。)。
国内では、たいていの「もの」「品」が有り余るほど多くありますが、国によっては入手しづらいものや、機械や電子部品、その他の工業部品や用品等や、精密なパーツなどで、その国の製産品では精度が悪い、耐久性に問題があるため等の理由で、信頼のおける日本製を求めるケースが多くあります。
例えば新潟県産品で世界的に有名なステンレス食器類、キッチン用品類や、岐阜県関市産の包丁や刃物類は世界各国に知名度があり、有名なホテルや飲食店で職人さん達の御用達品になっています。これらの商品は、業務利用ですから大量購入や、固定客(有力なリピータ候補)につながる有力な商品と言えます。金属加工の技術などは日本のお家芸で、伝統工芸としても世界に名が知れています。
また、バイクや車のパーツ、ヘルメット等や、日本では一部マニアの間では有名であっても、一般的には余り知られていない(世界では有名な)メーカーの天体望遠鏡など、国内よりも世界で有名な商品も多くあります。
これらの商品は、個人向け販売はもとより、業者への卸販売も十分可能なので、業者を相手とする大量販売のチャンスであり、検討に値すると考えられます。
食品・調味料類も、世界中で日本食ブームの追い風もあり、日本から多くの商品が購入されています。なんと言っても日本食材は、世界一安全でおいしいという評価、信頼がありますので、世界中で多く売れるのは当然ともいえます。(生鮮三品は、保冷の必要や検疫がありますのでカート販売はできません。)
日本茶や、のり、和菓子(賞味期限が比較的長い商品や、海外では入手しづらい菓子類)など、日本の特産品も世界中の業者から多く求められていますので、卸売りも検討する価値があります。
以上の他にも、釣り具のリールやロッド、ラジコン、鉄道模型、フィギュア、キャラクターグッズ等も性能や精密さでは世界一とネット上でも絶賛されているので、個人ユーザーにも、卸業者にも人気がある商品です。
観葉植物、プリザーブドフラワー(造花の一種)等も日本製は精度が高いことで人気があり、インテリア関係(内装、ディスプレー業者)などから大量注文があるようです。
業者相手等の卸売りは、販売の手法や、ページへの記載方法や、PRの手法が業種・業態により異なり、詳細を掲載しきれませんので、相手業者の探し方や、取引上のプロセスと販売時の注意点、その他ノウハウ等についての詳細はお問合せ下さい。
なお、お問い合わせの内容によっては、メールではお伝えしづらい(正確に伝わりづらい、或いは長文になる)事例もありますので、その場合には電話でお答えしますので、お問い合わせの際には電話番号もご記入下さい。
お問合せの際には、業種、卸販売対象商品(オリジナル商品の場合は簡単な特徴)、過去「対象商品」を海外に販売した経験の有無等をお知らせ下さい。
取扱商品が数千点以上と、極端に多い場合は全て並べるのではなく、主力商品を中心にある程度絞り込んで、売れ始めたら徐々に増やしていく方法をおすすめします。ときどき弊社へのお問い合わせで、「5千点とか1万点の商品があり全部掲載したいのですが。」とのことですが、海外販売が初めての場合は、最初から大変な労力(費用も含めて)をかけるよりは、まずは売れると思われる商品、或いは売りたい商品を中心に絞り込んで掲載するのがよいと思います。
また、最初から商品の掲載点数が多いと、一つ一つの商品の写真や、説明が手抜きになりやすく、ユーザーに伝わりづらい点もあり注意が必要です。
なるべく綺麗な写真と丁寧な説明文を掲載した方が、ユーザーの購買意欲につながります。ショッピングサイトでよく見かける例として、他で使用した写真をそのまま流用したのか、縦横比が狂っている商品写真の掲載があります。このような写真掲載は購買意欲がなくなるのと、ショップの経営姿勢を疑われていまいます。
業種によっては、付属品類や、関連商品まで含めれば、取り扱い総数が数千点以上になるケースはありますが、仮に最初から全てを掲載したところで、よく売れるものは限られてしまうはずです。
例えば、一般食品の場合一口に「インスタントカップメン」と言っても、メーカー別や、ラーメンであればみそ・醤油・塩等の種類別、大中小のサイズ別や、ラーメンや、うどんや、ヌードルと分類すれば、カップ麺だけでも軽く100点くらいにはなります。これらを各商品ごとに全部掲載したとすれば、一般食品(冷蔵・冷凍品や生鮮産品を除く)、インスタント食品、菓子、嗜好品、調味料、ビン、缶詰等だけでも軽く数千点にもなってしまいます。定番商品を除けば、昔のように商品サイクルが長くありませんので、廃番になり新商品になれば掲載商品を入れ替えることになります。
取扱店数が数千点と多いショップの掲載例として、主力商品を10カテゴリー程度に分類し、一つのカテゴリーに売りたい商品(売れると思われる商品)を100点くらいに絞り込み、総数1000点程度までで海外販売のスタートを切る。
※注意=1カテゴリーごとに数10点程度入力したら(計100点くらいから200点くらいで十分)、そこで検索エンジン登録を優先して下さい。検索エンジンの登録がある程度進んだら、再度商品登録を続行します。
順調に売れるようになれば、何が売れるのか傾向が分かりますので、そのカテゴリーの商品を増やすなどの対策を立てやすくなります。
取扱商品が多い場合の例をあげましたが、総数が数百点以下や少ない場合は、全部掲載でもよいのですが、初期段階はその中でも主力商品を中心にある程度絞り込んで、公開を優先してから徐々に増やすといった方法をおすすめします。
どちらのケースにしても、掲載していない商品のことも簡潔に、「私たちは、味噌や醤油も販売しています。必要な場合はメールで連絡下さい。
(Our shop also sells miso and soy sauce. Please, if you want(need) to contact by email.)」と言ったような案内文(多少の商品写真も)を、ページに掲載しておけば必要としているユーザーは問い合わせてきます。
海外販売用サイトは、自社(自己)で作成する場合と、外部委託の方法がありますが、外部の専門業者(或いはプロの専門業者ではなくても制作ができる方)に委託をする場合は、できるだけ海外販売サイトの経験者に依頼するとスムースに事が運びます。また、SEO対策や販売促進等に関する知識も持ち合わせている場合があるので、心強いと思います。
ただ、国内販売用のサイト作成はホームページ業者であれば、ほとんどの業者が経験済みと思われますので何ら問題ありませんが、まだ現状では、海外販売サイトの経験業者はそれほど多くはないようですが、ホームページ業者への委託であれば、ドメインや、サーバのことも手配をしてもらえるので、自己の検討事項からは除外して一緒に依頼する方が安心です。
自社(自己)でドメインやサーバ手配を行える場合は、ドメインを新規取得するのか、既存を使用するのかと合わせて、サイトの構築を検討しておく必要があります。
自社(自己)でサイトを作成する場合は、弊社のメインサイトから⇒「サイトの構築について」を参考にご覧下さい。
海外販売用のショップ名は、国内で使用しているショップ名と違った名称を用いるケースも多くあります。海外販売専用のショップ名を付けるのか否かについては、自由に決めて構いませんが、国内とは別名にするのであれば、一目で業種や販売商品等が分かるような名称にすると良いと思います。
別名にする場合は、検索エンジン対策も兼ねて考える必要があります。また、考えた(或いは決めた)ショップ名が、余りにもヒット数が多ければ、検索エンジンの上位表示が難しくなりますので、別名を検討する方が良い場合があります。
試しに日本のGoogleエンジンで「japan」を入力すると、1位表示は「Yahoo!JAPAN」が表示されます。ヒット数7億件中の1位表示で「さすが!」です。Yahooのエンジンも当然1位表示です(Googleエンジンと連携しているのであたりまえですが)。
海外ユーザーが、日本のショップを探す場合、最も多く入力する検索語には、「japanese(japan)・shops(shop)・tokyo」等があげられます。これらの検索語は必ずと言ってもよいほど用いられます。続いて「toysや、foods」等の業種や、目的の商品、関連するキーワード、フレーズ等が検索語で用いられます
ユーザーが「japaneseやjapan」と入力しただけで検索した場合に、検索エンジンのTOPページに表示されたら、注目度抜群になりますよね。
上位表示を目指してドメイン名や、ショップ名に工夫をすると良いようです。弊社で多くの実験を行い、検索エンジン上位表示のテクニック等をご案内しますので、お問い合わせ下さい。
ショップ名=なるべく検索でヒットしやすい名称「SHOP○○JAPANESE」とか、「Japan○○shoes」とかの検索で多く用いられる語句を含むようにするのがよいようです。
もちろん検索エンジンの上位表示は上記要素だけではありませんが、海外販売用に新規にショップ名を考える場合、かなり有力な方法の一つのようですので参考にして下さい。
ちなみに、弊社が2005年から海外ユーザー向けに運営している「日本のネットショップ無料掲載サイト、「ジャパンストアーズ」の名称は、「japan
stores」です。Google等のエンジンで同検索語を入力すると、ヒット数2億6千万件中1位に表示されます。(Yahoo!の7億件には脱帽です。)2014/07現在
ご注意:資料はメール便で送付いたしますので、必要事項(特に住所)の入力に漏れや誤入力がないか、入力事項を送信前にご確認下さい。通常お申し込みの翌営業日には発送いたしますが、お申し込みから、1週間ほどしても到着しない場合は、お手数ですが問い合わせフォームからご連絡下さい。