検索エンジンの登録を優先することは、他の項でも随所で触れましたが、なんと言っても販売促進の最大効果は国内も全く同じことが言えますが、「検索エンジン上位表示」です。検索エンジンに上位表示されるほど購入確率が高くなりますので、他のPR手法に比べれば、その効果は絶大と言えます。
検索エンジンの上位表示は、求めているユーザーが検索語で探してサイトを訪れてくれるわけですから、販売者側からアプローチする、DMや、メルマガや、バナー広告、その他のPRのように、必要としていないユーザーにまで知らせるPR手法よりも、購入確率は圧倒的に高くなり、他のPR手法よりもはるかに販売効果が期待できます。
検索エンジンに同業が出そろってからの後追いは、追いつき、追い越し、上位表示のために多大な労力と費用が伴います。
特に業界(同業)の重鎮が先に登録して上位に居座っていたり、同業先駆者が居並ぶと言った中で、後から追い越して上位表示ともなると、並大抵な努力では希望は叶いません。まして世界では、同業のライバルとなる業者数が国内の比ではありません。
また、検索エンジン上位表示には、国内も同様ですが、一般的に言われているように、SEO(Search Engine Optimization)対策と言われる「サーチエンジン最適化」も最低限の対策は必要になります(多額の費用を支払ってまでも、SEO対策をした方が良いと言う意味ではありません)。
SEO対策は、HTMLの知識がある方ならどなたでも比較的簡単にできます(SEOの専門業者に依頼する方法もありますが、当然費用が伴います)。
検索エンジンの登録は、「Google」と、「Yahoo!」が世界で圧倒的なシェアを誇りますが、日本では知名度が無くでも、各国には有名な利用率の高い検索エンジンが多数あります。弊社では、世界の有名な検索エンジンリンク集を提供していますので、できるだけ海外の多くのサーチエンジンに登録しておく方が、目にとまりやすく販売促進の効果が上がります。
なお、世界の検索エンジンには「有料と無料(表示しています)」がありますが、無料の検索エンジンには、できるだけ多く登録しておいて下さい。
検索エンジン上位表示は、他のプロモーションの手法よりはるかに効果的であり、費用も不要のため(各国のサーチエンジンの中で多く利用され人気のあるエンジンは、一部有料の場合がありますが、有料の場合でもほとんどのエンジンが低料金で、料金を支払うとバナー表示をしてくれる検索エンジンもあります。)販売促進で登録に最も力を入れるべき事項です。
時間はかかるかも知れませんが、一旦上位表示されれば、よほどのことがない限り継続表示され続け、広告のように止めれば表示されなくなるといったことがないので、経済的には多大なメリットがあります。
「Google」や「Yahoo!」と言った大御所検索エンジンや、各国の有名検索エンジンに登録後、上位表示を目指すとなると、業種や既に登録済みのキーワード、検索語、ライバルの多さにもよりますが、それなりに時間がかかります。
上表示される間の即効性を求めるのであれば、どの検索エンジンでも有料広告等で上位表示させる方法に頼らざるを得ません(海外も国内も同じことが言えます)。
現在Yahoo!の検索エンジンは、Google検索エンジンの提供を受けていますので、Googleに登録すれば、Yahoo!も表示されるようになります。
(当然ですが有料広告は別々ですので、それぞれに申し込まなくてはなりません。)
言い返れば、検索エンジンに上位表示されないとユーザーの目にとまりにくく、広い世界への他のPR手法では、ある程度の費用も覚悟しなければなりません。経済的な観点からも、サイトの早期登録で、検索エンジン上位表示を目指すべきと言えます。
また、同業種の場合は似通ったキーワードや、キャッチフレーズが多くなるため、同類キーワード等は、早く検索エンジンに登録したサイトが上位表示の可能性が高く有利になります。
【検索語に工夫を!】
弊社サイトの例ですが、海外への販売を始めようと考えた際、その多くの方が、①「海外販売」、②「海外販売通販カート」、③「海外販売初めて」等の検索語を用いているようです。いずれの検索語も弊社の検索結果は、1ページ目の上位に表示されますが(Google、Yahoo!ともに)、①の「海外販売」の検索語ヒット数は約 1億4千万件と、海外販売に関するキーワードとして、多くの方が用いていることが分かります。
当然ポピュラーな検索語はライバルも多く、上位表示を望むのは大変ですが、検索キーワードや、説明文、タイトルの付け方等は検索エンジン対策上重要になりますので、工夫が必要になります。
弊社の場合は、「みらいカート」の前身の「ワールドカート」をリリースした、2005年にサイト登録をしています。広告等は出していませんので、上位表示は早期登録の効果がかなりあるようです。このような実績を踏まえて、弊社では「早期の検索エンジン登録」を推奨しているわけです。
また、弊社が同じく2005年から、日本のネットショップを海外にPRする無料掲載サイト(英語版)の「ジャパンストアーズ」も、Google検索でヒット数約221,000,000件中、トップに表示されます。サイトのタイトルは、そのものずばりの「japan
stores」です。
海外ユーザーが日本のショップを探す際に、多く用いられる検索語は「japan」「japanese」「stores」「shops」「shopping」「tokyo」「department
stores」等のようで、続いてカテゴリー名や、アイテム名、商品名等のようです。
サイトネームや、ショップネームを付ける際に、「○○japan」「japanese○○」「○○tokyo」「store○○(複数形の「s」は不要)」「shop○○(同)」などを含めると、上位表示やヒット確率が高くなるようなので、これらを用いるのも良いと思います。
(以下の一部の記載は「3.販売計画」の項と重複する箇所があります。)
上記(1)で述べているとおり、販売促進手法で最大効果が望めるのは、なんと言っても検索エンジンの上位表示ですが、上位表示は広い海外のことですから時間もそれなりにかかります。
その間即効性を求めるなら、海外各国の有名関連サイトへのバナー広告や、DM、メールマガジン、紙媒体への広告(販売する商品に関連する雑誌や、新聞等)、フリーペーパー(駅頭や街頭などに並ぶ無料の情報誌)、検索連動型の有料広告(GoogleのアドワーズやYahoo!のオーバーチュアーと同様なもの)等を利用する方法があります。
但し、検索連動型の有料広告を除いては、不特定多数を対象にしていますので、必要としていない人も広告の対象に含まれます。ただ、知名度を上げれば必要になったときには、購入してくれるであろうという期待は持てます。また、興味を持って購入してもらえるかも知れません。不特定多数が対象であっても、業種や販売商品によっては効果が薄いとは言い切れません。
何もPRをしなければ、いくらすばらしい商品でも目にとまりませんから、購入確率は殆ど無いわけで、検索エンジン上位表示には劣りますが、ネット以外のプロモーションもある程度は視野に入れる必要もあります(PRの必要性は、国内販売と全く同様です)。
ネット以外のPR手法は、海外も広告のスペースの大小で料金が異なります(雑誌や新聞広告の媒体と同じ)。バナー広告も日本と同様にサイズや表示位置で料金が異なります。
検索連動型広告であれば、有料になりますが必ず上位表示されますので、その効果は他の手法よりは優れると考えられます。
上記以外のプロモーション手法として、比較的効果が大きい方法としてソーシャルメディアの活用があります。
特に、マニアックな商品や、趣味性の高い商品、日本独自の工芸品や特産品等は、フェイスブックやブログなどで、マニア間の書き込み、閲覧で、検索エンジン同様に宣伝効果がありますので、業種や販売商品によってはこれらを上手に利用すれば、期待できる場合があります。フェイスブックの「ライクボタン」のクリックも期待できます。ソーシャルメディアの投稿自体は、商業広告を主としているものではありませんので、広告掲載をしなければ広告費はゼロですから、上手に活用するのも良いと思います。
また、有効なプロモーション手法の一つとして、動画投稿サイト(「YouTube」が世界的に有名ですが、他にも同様の動画投稿サイトは多く存在します)にプロモーション動画を投稿するのも、世界中の多くの方達が視聴しますので、効果的と言えます(但し動画の作り方、見せ方にはアイディアと工夫がいります)。
動画サイトへの投稿自体はいずれも無料なので、コンテンツの制作に費用や、自己制作であれば多少手間がかかりますが、なんと言っても「訴求力」は種々あるプロモーションの中でも群を抜くものがあります。やはり動画の威力は「一目瞭然・わかりやすさ」では抜群です。
投稿した動画サイトから、メインサイトへの上手な誘導は、コンテンツの作り方にアイディアも必要ですが思ったより期待がもてます。
また、商品の特徴などにかなりの説明を要する場合(説明をした方が効果的な場合)にも、動画は威力を発揮します。
動画を投稿する際は、ナレーションや字幕は「英語」が必須です(うっかり日本語で制作しないように注意して下さい)。
国内向けにも利用する場合は、ナレーションや字幕を「日英」両方作りますが、元の制作ファイル(完成したファイルではなく、映像や音声等が別々な状態で、編集ができるファイル)をもらっておけば、後日、字幕やナレーションを入れ替えれば、他の言語にも応用できます。
何度も述べてきましたが、公開後は販売促進活動に全力を注いで下さい。「売れる」、「売れない」は販売促進活動の力のいれ方次第が、分かれ道です。運良く(余り期待はできませんが)早期に、検索エンジンに上位表示されればラッキーなのですが、それまでは上記を参考に、販売促進方法を検討の上、実践して下さい。
少子高齢化が進行する国内市場は需要が益々先細り傾向で、また、もの余りから価格競争は必至であることは、誰もが感じていることと思います。ネットショップも国内販売だけに頼っていられず、いずれは海外に目を向けなければならない時期が、そう遅くはなく来ると考えられますが、気がついたときは同業が出そろい、ライバルや同業の後追いにならないように、自社のドメイン(サイト)を早く浸透させることを検討された方がよいと思います。当たり前ですが、自社ドメイン(サイト)を登録しなければ、ネットからはいつになっても知れ渡ることはありません。
ネットショップは、工業系の業態などと比べれば、海外進出が比較にならない程簡単に少額投資で行えるのが最大のメリットです。居ながらにして世界販売が実現するのですから。
例えば製造業であれば海外進出は、大変な費用と労力を伴います。市場調査の段階で、現地視察・調査を何度も行ったり、現地に工場を建設したり、人員を現地採用して人件費、教育費がかかったりと、多額の投資が必要になり、海外進出効果が経営に反映されるまでには、長い年月を要する場合が多いのですが、その点インターネットを活用したネットショップであれば、「チャレンジ精神」と、「決断力」と、「僅かな投資」で広い世界市場に手が届きます。
弊社では国内のネットショップに、「インターネットは世界商圏」という最大の特徴を上手に活かしていただき、世界に向けてより多くを販売していただきたいと願っています。
幸い、2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定して、"2020年"に向けて今年から競技場(兼メイン会場)建設や、交通、環境インフラや、諸々の計画が進み次第順次スタートします。
2020年に向けて日本や東京が、世界から日増しにより多く注目されるようになることや、新興国の富裕層が増えていること、また、円安の定着化効果もあり、海外販売を開始する(既に開始している)ネットショップにとっても「追い風のチャンス到来」となるはずです。
海外販売についてのご質問や、ご不明な点はお気軽に弊社までお問合せ下さい。
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