今まで計画や準備段階で検討したことを基本にして、いよいよ海外販売実施に向けてのスタートを切ります。
以下は、"弊社「みらいカート」の場合"を例にとって、説明いたします。
1.ビジネスアカウントの取得は、銀行の口座開設にあたります。
2.API署名とは、ネット上の決済時のショップ識別と、ユーザーの支払いをショップに入金する際の認証アカウント情報で、アルファベットと数字が混在した、とてもとても長~い(約50文字前後)パスワードのことです。
①お申し込み⇒お申し込みいただきますと弊社から、必要書類、ご説明書類を郵送いたしますので、必ずそれらをお読み下さい。
②弊社のお申し込みと同時に、決済手段としての「Paypal」の販売用アカウントを取得していただきます(アカウントを取得していない場合)。Paypalアカウントの取得には本人確認のため、届け出住所宛に「はがきが郵送されてきます」ので、はがきに記載の認証手続き(ネット上からの操作)を行って下さい(はがき到着まで「最長2週間」ほど要する場合があるようです)。
また、Paypalアカウントを既に取得済みの場合は、「ビジネスアカウント」であることをご確認下さい。ショップは販売代金を受け取るので「ビジネスアカウント」が必要です。一般ユーザーは購入時に代金を支払うだけですので「パーソナルアカウント」になります。もし、取得済みのアカウントが「パーソナルアカウント」の場合は、「ビジネスアカウント」を取得する必要がありますので、必ずご確認下さい。
ビジネスアカウントをお持ちの場合は、ネット上からこの下③の「API署名(パスワードの一種)」を取得して下さい。「API署名」取得時は、ビジネスアカウントのユーザーIDとパスワードが必要になります。
③Paypalのビジネスアカウントを取得したら、次に決済用のPaypal「API署名」を取得します。弊社のシステムにAPI署名を登録していただく必要がございます。API署名取得方法は、弊社からお申し込み後に郵送する書類でご案内しています。
④マイクロソフト社の翻訳アカウントを取得していただきます(取得はネット上からリアルタイムに取得できます)。取得方法はお申し込み後に弊社から郵送する書類でご案内しています。取得後に下記弊社システムの翻訳アカウント入力欄に、IDとパスワードを入力します。
(左図の矢印の箇所に入力)
⑤ホームページの制作に着手して下さい(無料テンプレートが用意してありますので、必要な方はお申し付け下さい)。オリジナルサイトを作成する場合は、ある程度の時間が必要と思いますので、とりあえずテンプレートをご利用いただき、その後オリジナルと入れ替えるといった方法が早く公開できます(テンプレートの注意事項や詳細はご利用者様に直接説明いたします)。
⑥商品の登録を開始して下さい(商品をある程度掲載したら、ホームページを公開(OPEN)して検索エンジンの登録を優先して下さい。
「みらいカート」ご利用のお客様用はサポートページで、世界の有名な検索エンジンリストを掲載していますので、それらを参考に順次登録をして下さい。
プロモーションの具体的な方法は、業種により異なりますので、詳しくはお申し込み後に、ご希望者個別に説明をさせていただきます。
⑦検索エンジンの登録がある程度済みましたら、引き続き商品登録を行います。
※「みらいカート」ご利用いただくお客様で、各アカウントの取得方法やご不明な点などは、弊社までお問合せ下さい。
※「みらいカート」をご利用いただくお客様で、英語版のテンプレートが必要な場合は、お申し付け下さい。また、その際にどのテンプレートが必要か準備段階で予め選んでおいて下さい。迷った場合は、お問合せ下さい。弊社で業種により最適と思われるものをご提案送付させていただきます。
Paypalをご利用の場合は、海外ユーザーからの入金通知がメールで送信されてきます(GoogleやYahoo!の無料アカウントメールは、届かない場合がありますので、正規ドメインのメールをPaypalに登録して下さい)。通知があり次第、速やかにPaypal口座で入金を確認して下さい。
入金確認後に、宅配便で「海外発送センター」に商品を送付して下さい(海外発送センターまでの国内宅配便送料はショップの負担でお願いします)。海外発送センターに商品を送る際に、商品の梱包の外側の見やすい位置に、必ず「みらいカートのショップID」を印刷して貼り付けて下さい(宅配送り状の隣あたり)。海外発送センターでは、商品が届き次第順次発送しますので、海外に発送後は止められませんので、必ず入金確認後に商品を発送して下さい(Paypalの場合は、ネット上から365日24時間いつでも入金確認ができます)。
【公開前なのに海外ユーザーから注文があった???】
弊社の「みらいカートシステム」に商品登録をしている最中(TOPページなどを作成中で、まだ公開前の段階)で、海外ユーザーから登録済みの商品が購入され、Paypal口座に入金されることがあります。
このような場合、「えっ!まだ、公開もしていないのに」と、かえって不安になると思いますが、これは弊社のサーバに商品の登録が済んだと同時に、商品ページが検索エンジンに登録反映される仕様のため、海外ユーザーが求める商品の検索語が一致した場合は、検索エンジンにヒットするので、公開前(TOPページの登録前)でも登録した商品が、購入される場合があります。
また、サイトの正式公開後も、検索エンジンの上位に「商品一覧」ページが表示される場合がありますが、(当初はほとんどこのようなケースになります。)これは、弊社の「みらいカートシステム専用サーバ」に登録された商品が、上位表示されるように、サーバ側での検索エンジン対策を施してあるためです。
ショップの「TOPページ」が検索エンジンの上位に表示されるのが、本来あるべき姿なのですが、登録したてでは、TOPページの上位表示にはある程度時間を要しますので、それまでのつなぎと考えていただきたいと思います。
いずれの場合も、驚きと同時に不安にもなるかと思いますが、まずPaypalから通知が来たら、必ず入金確認をして下さい。Paypal口座に入金があれば上記理由による正規な注文ですので、入金確認後には、この上の記載にある発送手順のとおりに進めて下さい。
海外ユーザーからPaypal口座に入金された売上金は、ネット上からPaypalに予め登録してある自社(自己)の国内取引銀行に、いつでも資金移動が可能です。注意点としては、米国が休日にあたる移動は、翌営業日になります。Paypalは米国ですから日本とは時差があり、米国と日本の休日を挟んだ場合は、2~3日、遅れてしまう場合がありますので、両国または、どちらかが休日を挟む場合は注意が必要です。日本の銀行口座への移動には余裕を持って移動して下さい。また資金移動には、国内金融機関同様に手数料がかかりますので、少額の移動を頻繁に行うと手数料負担が大きくなります。資金移動の手数料等、その他Paypalの不明な点や詳細は、ユーザーIDをご用意の上、Paypal社カスタマーサービスまで直接お問合せ下さい。
何度も触れているように、検索エンジン上位表示は販売促進に最も有効な手段なので、誰でもが望むことですが、ポピュラーなキーワードの検索語は既に世界中から多くの登録があり、並大抵のことでは上位表示が容易ではないことを、誰もが想像できることと思います。
まして新しいサイトが上位に表示されるには、努力を重ねても時間がかかるケースが通常です。早期に上位表示を望む場合は、検索連動型の広告等に頼ざるを得ません。
検索結果は、TOPページに表示されれば、それにこしたことはありませんが、だいたい3ページ目くらいまではユーザーが見てくれる確率が高いので、3ページ目くらいにまで表示されれば、購入につながる確率は高くなると言えます。
【SEO対策といっても難しいことではなく、まず最小限の基本的な対策から始めましょう。】
【経験上からすると 】
1.各ページのタイトルの付け方は重要になります。漠然と「○○のTOPページや、○○のHOMEページ」という曖昧なものでは無く、具体的なページにふさわしいタイトルを工夫します。例えばTOPページには、「Our
shop delivers world Japan traditional crafts.(私たちは、日本の伝統工芸品を世界にお届けします。)」等にします。
2.タイトルには、上の例でキーワードになる「traditional craftsや、shop や、delivers world 」等を挿入するのが効果的です。
3.同様に「Japanや、Japanese、Tokyo、Kyoto」等は、やはりタイトルに入れておく方が検索されやすくなります。多くの海外ユーザーが検索するときに、用いる検索語です。
4.ドメインも新しく取得する場合は、「Japanや、Japanese」を含めると、海外ユーザーが日本の商品を求める(探す)時には、必ずと言ってよいほど多く用いられる検索語ですので有効です。
5.説明文(description)には、やはりそのページを著す説明文をタイトルより詳しく記述します。(特に文字数の制限や決まりはありませんが、あまりり冗長にならないように簡潔に。)100から150文字(英字半角)くらいで、まとめる工夫をするとよいと思います(全角の英字は使用しないで下さい)。
6.説明文は、重要な語句は前段にもってくるようにします。途中でカットされて「・・・」表示になってもよいようにします。
7.面倒だからと複数ページにコピーペーストして、全てのページが同じタイトルや、同じ説明文や、同じキーワードにしないことです。
8.各ページごとに、そのページの内容にあった(合致している)タイトルや、説明文や、キーワードを記述します。
9.キーワードは、同じキーワードを繰り返し使わない。例:「Japan,Japanese,Nippon,Nihon」を続けて羅列しない。TOPページに「Japan」を使ったら、他のページに「Japanese」を使うようにします。
10.検索語は、ユーザーが検索語を入力する立場になって、意味は同一でも違う呼び方(言い方、表現の違い)も考えて検索語にします。
例:世界を意味する語句=「World」「International」「World wide」「Overseas」等があるように、商品の呼び方、表現の仕方も工夫をするようにします。
11.これはSEO対策上かなり有効と思われますが、メインサイトとは別に、ランディングサイト(メインサイトに誘導するサイト)や、ダイジェスト版サイトを、別に作成して、メインサイトと相互リンクする方法。この手法を用いる場合は、メインサイトとは、別のドメイン、サーバ(メインサイトとはIPアドレスが異なるサーバ)に格納すると、意外にも思ったよりも早く上位表示されました。
【上記11.を検証した結果です。】
弊社のメインサイト(オフィシャルサイト)URLは、「http://www.welt-netz.jp/」ですが、メインサイトとは別に、「みらいカート早わかり・ダイジェスト版」という、全画面スライド形式の新規サイトを作成して、メインサイトとは、全く別なドメイン名(URL)で、
「http://weltnetz.v1.weblife.me/miraicart-digest/」メインサイトとは、別なサーバに設置して相互リンクをしたところ、新規公開・登録から僅か3ヶ月弱で上位表示されました。
(新規サイト公開・登録は2014/03で、同/06には、公開・登録から僅か3ヶ月弱で、Google検索結果の「2ページ目」に表示されるようなりました。)
なお、検索キーワードは、海外への販売を考える方々が多く用いる検索語の「海外販売 カート 初めて」で、検索ヒット数は、約三千万件もあるなかですから上出来という結果です。
ちなみに、同様の実験(上記とは別なサイトを作成)を、メインサイトの下層において(同ドメイン下で、同サーバ)、ほぼ同一の条件で試したところ、上記のようにはうまくいきませんでした。
海外ユーザーに商品を送る場合、箱の中に商品以外のパンフレットやカタログ等は同梱しない方がよいようです。国内でもよく通販等で購入すると、不必要なチラシやカタログ等が同梱されてくるケースが多々ありますが、海外では好まれないケースが多いので、ユーザーからリクエストがない限りは、商品のみを送るようにしたほうがよいようです。
その他、サービス品の販促物(商品以外のサービス品)等も同様ですので、商品のみを送るようにした方が良いと思います。
但し、商品に対する注意事項があり、必ず、最初に読んで欲しい事項がある場合等は、箱を開封後一番上の目立つ箇所に、大きな文字で注意書きを記載した用紙を入れておく必要があります。
ご注意:資料はメール便で送付いたしますので、必要事項(特に住所)の入力に漏れや誤入力がないか、入力事項を送信前にご確認下さい。通常お申し込みの翌営業日には発送いたしますが、お申し込みから、1週間ほどしても到着しない場合は、お手数ですが問い合わせフォームからご連絡下さい。